フランスといえば、グルメの国。そんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。確かに、世界三大珍味のうちの二つ(フォアグラ、トリュフ)の本場であったり、世界的に有名なグルメガイド「ミシュラン」を生んだ国でもあるフランス。グルメの国という異名は決して名ばかりではありません。美味しいレストラン、グルメなファストフード、安くて品質の高い食材とあらゆる食のレベルが高いのがフランス。そこで、フランスに行ったら是非食べてほしいグルメをここで一気に紹介します!
■クセのない子羊は肉好きにオススメ
「羊はクセが強くて苦手」という人は多いのではないでしょうか。私もそんな一人でした。しかし、それを払拭してくれたのがフランスで食べた羊だったのです!特に子羊は身もやわらかくて味わい深いで、舌鼓を打つ逸品。肉好きはゼッタイ気に入ること間違いなしの食材なんです。
また、じっくりと煮込んだり、ローストした子羊は、ハーブと一緒に料理されることが多く、その爽やかな香りがより一層食欲をかき立ててくれるでしょう。
■鶏肉よりも濃厚な味わいの鴨肉が絶品
鶏肉好きなら是非、フランスの鴨肉料理を食べてください。鶏肉よりも脂がしっかりとのっていて、深い味わいと繊細な身が特徴の鴨肉は、ステーキのようにスライスした鴨のマグレ(胸肉)や、骨つきもも肉のコンフィ(油漬けをグリルしたもの)がフランス料理の定番として親しまれています。とにかくその繊細な味わいに、やみつきになってしまいますよ。
■寒い季節にはゼッタイ生牡蠣
フランス人の大好きなグルメとして知られているのが、生牡蠣です。フランス人は牡蠣を食べるのはゼッタイに生!というくらいこだわっています。牡蠣を食べる時期は「r」のつく月が美味しいといわれており、つまり9月から4月の比較的気温が低いシーズン。エシャロットやレモン汁、ワインビネガーなどを加えてツルルッと頂きます。お供には、キリッと冷えた白ワインがお約束です。
■農業大国フランスの安くて美味しい青果
フランスは農業大国でもあり、各地方で作られるさまざまな農産物は、フランスに訪れたらゼッタイに食べるべし。タケノコっぽい食感のアーティチョーク、アニスのような香りをもつフヌイユなどは日本でもあまり食べられないので是非試してみてください。トマトは種類が豊富なうえ安く手に入るので、食べ比べをしても楽しいですね。春先なら太くて食べごたえのある白アスパラ。自信を持ってオススメします!
また、フルーツ類は料理する必要のない最高のデザート。夏ならメロン、や桃が日本では考えられないほど安い値段で美味しく頂けます。特に平らな形をした平桃は、ハズレなく甘い絶品。秋の味覚である洋梨やイチジクもこちらでは定番のフルーツです。
■手軽に食べられるフランスのファストフード
フランスでは、手軽に食べられるファストフードも美味しいものがたくさん。フランスならではのものとしてまずあげたいのは、ガレットです。ガレットとはそば粉を原料としたクレープのことで、主にチーズやハム、卵などを乗せて頂きます。日本で食べるクレープと比べてボリュームもたっぷり。歩きながら食べられるのも便利です。
もう一つのフランスらしいファストフードといえば、キッシュです。キッシュはタルト生地に卵を流し込み、野菜や肉、魚などと一緒に焼いたもので、フランスでは別名タルトともいわれています。色々な具が入ったものが楽しめますが、定番は「キッシュロレーヌ」といってベーコンが入ったシンプルなもの。また、ほうれん草やブロッコリー、サーモンが入ったキッシュも人気です。
数えきれないほどたくさん美味しいものが充実しているフランス。地方に行けばさらに地方食豊かな名物料理や名菓が食べられますので、是非、パリのほか、フランスの各地方のグルメを満喫してくださいね。